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解析資料作成業務について

佐賀県唐津市の測量設計コンサルタント「筒井測量設計株式会社」代表の筒井です。

 

先日『森林技術』で紹介されたことにちなんで「森林情報士」的な話題を・・・

 

◎「解析資料作成業務」という仕事を落札しました。

先日、「県営治山事業委託(解析資料作成)業務」という仕事を落札したしました。

”守秘義務”があるため詳しいことは書けませんが、業務内容をざっくり説明すると…

「山(森林)を管理する区画(小班)を現況に合わせて修正する業務」

…といったところでしょうか。

ざっくりすぎてよくわからないですね(笑)

 

私たちが住む土地の境界のように、森林も管理される区画が決められてきます。

その区画のうち、地形や地域界などで固定的に区分したものを林班、林班を林相(樹種・樹齢)や所有者で区分したものを小班と言います。

林班は基本的に固定で変わりませんが、小班は現地の状況等(もともと広葉樹だった山にスギ・ヒノキなどを植林して人工林にしてしまった…等々)に合わせて合併したり細分したりすることが出来ます。

今回の業務は、

「この小班を見直して、人工林(スギ・ヒノキ)とそれ以外(広葉樹・道…)に分割し、その小班内の人工林の数を算出する」

、、、といった仕事です。

 

◎小班の分割

今回の作業は現場作業を伴わず、コンピューター上で作業を行います。

コンピュータ上の「航空写真」と「レーザー林相図詳しくはこちらを・・・」を見ながら林相を判定して、小班内の人工林とそれ以外の部分を分割していきます。

「航空写真」で見るとこんな感じ。

森林航空写真

 

これを「レーザー林相図」でみると・・・

森林レーザー林相図

そして、小班の人工林部分に含まれる、「樹頂点データ」というポイントデータを数えて(もちろんコンピューターで)、木の本数を算出していきます。

・・・といった感じです。(めっちゃざっくり!)

 

◎作業していて思うこと

佐賀県では全国に先駆けて、3年ほど前からこんな仕事が出ています。

すごい時代になりましたよね。

飛行機で上空からレーダー飛ばして森林内の樹種や木の本数を求めることが出来る。

僕がこの世界に入った時では考えられなかった。

きっと、これからも考え付かなかったような仕事が出てくるんでしょうね。

そう思うと、ちょっとわくわくしますね。

 

ただ・・・、

現地と違ってたりするんですよね(笑)

机上で林相を判断しても現地と違ったり、木の本数にしても、最終的な確認はしていませんが、おそらく誤差がでているでしょう。

やっぱり基本は現地(現場)ですよね!

最新の技術と昔ながらの技術。

両方をうま~く使い分けながら仕事していかないといけませんね。

ではまた。

 

 
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