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土地の境界問題でもめないために

佐賀県唐津市の測量設計コンサルタント「筒井測量設計株式会社」代表の筒井です。

 

先週、土地の境界を設置する現場に行きました。

国土調査の成果を基に境界を復元し、隣接地を含めた土地の所有者(地権者)に復元した境界が間違いないか確認後、復元した個所に境界標を設置する。

そんな作業です。

写真 2015-08-27 10 10 08

今回の現場は国土調査の実施時期がわりと最近(10年前くらい)だったので、現地に国土調査の時に設置されたプレートがいくつか残っていました。

ただ、

それだけならいいのですが、そのすぐ横に別の古そうな測量鋲もある。

写真 2015-08-27 10 00 13

上の写真右が国土調査のプレート(「地籍調査」って書いてあります)で左が測量鋲。

突然ですがここで問題、どちらが正しい境界かわかりますか?

・・・

・・・

・・・

はい、僕らにもわかりません。

パッと見ただけではなく、ちゃんと測量しないとわかりません。

更に言うと、測量しただけではわかりません(あれっ?)

 

国土調査の時の基準点からちゃんと測量して、その結果を関係者(隣接地も含む土地の地権者)に伝える。

「測量した結果はこちらのプレートになりますよ・・・」

そしてその結果について、

関係者全員が納得して初めて正しい境界は決まります。

写真 2015-08-27 10 00 04

※国土調査の基準点はこんな感じ。(これが土地の近くに有るか無いかで測量費用が異なります)

 

仕事上、境界の確認に立会う事がありますが、お隣同士で境界に関する思い違いって以外と多いです。

ブロック塀の右側なのか左側なのか、真ん中なのか・・・

なんとなくデリケートな話題で触れにくいのか、あいまいなままになっている。

でも、放っておいたら後で大変な問題に発展する可能性もあります。

例えばブロック塀を建てた後で境界が違うと言われ、ブロック塀を作り変えたり、境界問題に発展することも。

家を建てるとき、子供に譲るとき、土地を売るとき・・・後のことを考えると、デリケートな問題こそハッキリさせておいたほうがいいと思います。

お隣といがみ合って暮らしていくほど辛いことはないですよね。

なので、

境界を確認するときは、ちゃんと測量しましょうね!

ではまた・・・

 

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