6月10、11日に佐賀市文化会館で行われた、公益財団法人佐賀県技術支援機構さん主催の「SAGA建設技術フェア2015」に行ってきました。
このような建設技術に関する催しは県内初だそうで、建設技術に携わる25の会社や団体が展示や発表をされていました。
※佐賀大学インフラ構造物長寿命化研究所さんによる、構造物の劣化度や耐荷性能等の調査に関する発表。
※㈱地域開発さんによるひび割れ計測システム等の紹介
※弊社が所属する佐賀県県土づくりコンサルタンツ協会の技術展示
※県内の同業者さんによる最近何かと話題の「ドローン」の利活用に関する技術展示
僕は11日のお昼に伺ったのですが、すごい盛況ぶりでした。
最終的には2日間で1200人以上の来場だったとか・・・
そして、
『環境』・『防災』・『コスト縮減』・『維持管理』・『佐賀の技術』といった5つのテーマに即した展示や発表もとても興味深いものでした。
中でも僕が特に興味深かったのは、㈱地域開発さんのひび割れ計測、赤外線画像による建物の外壁の劣化度の測定、自走式無人ラジコンボートによる深浅測量等々による発表。
技術的な興味ももちろんだけど、技術と技術が組み合わさって新しい技術になる感じがすごく面白かった。
例えば、
クラックゲージとトータルステーションを組み合わせて構造物のクラックをアナログではなく数値的に表す感じ・・・
それに赤外線カメラの画像を温度差から判定した劣化慰している外壁の位置を立面図に表示し、クラックとの重なりで危険度を判定する感じ・・・
GPS搭載の無人ラジコンボート(空を飛ぶのはドローン)のソーナーでダム底の地形を計っていく感じ・・・
今まで仕事とは全く無関係だと思っていた技術が、新しい技術として仕事に生かされる・・・。
もしかしたら一輪車に乗れる技術が測量の現場で生かされる日がくるかもしれない。(まだ乗れるようになってませんが(笑))
そういうことを考えながら仕事をするのは楽しいですよね。
そして、これからの時代きっとこんな感じなんじゃないかな~と思いながら発表を聞いていました。
我々建設業界がこれから進んでいく方向は、上記の5つのテーマであると僕も思っています。
そのテーマに向かってこれからどんな新しい技術が生まれていくのか、そして僕達はどのように携わっていくのか考えさせられた技術フェアでした。
関係者の皆さん大変お疲れ様でした。
また来年も楽しみにしています。