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測量の現場で気をつけなければならない事

佐賀県唐津市の測量設計コンサルタント「筒井測量設計株式会社」代表の筒井です。

 

9月に入って、雨が降ったり止んだりとすっきりしない天気が続いています。

測量の仕事はその6~7割は現場(外での)作業なので、作業の進捗はかなり天気に左右されます。

写真 2015-09-09 12 09 44

 

昨日は市内で境界復元測量を行いました。

境界復元測量をする際には基準となる点(公共座標をもった既知点)が2点必要です。

そして境界復元測量に限らず、

”何かしら”の位置を求める測量をする場合は、必ず基準となる点(公共座標を持ってない任意の点でもOK)が2点必要です。

僕らはそれらの点を基準点と呼んでいます。

 

基準点からの角度と距離を測定し、その”何かしら”の位置を求めたり、必要な位置に杭を設置したりします。

2点の基準点の一方に測量機器を据え付け、もう一方に垂直に棒を設置(僕らは「バック」と呼んでいますが「バック」が全国共通化は不明)する。

測量機器から見て、バックの垂直に設置した棒を0度に設定し、位置を求める測量を行っていきます。

 

ちなみにこんな感じです。

 1.基準点1に測量機器を据付

基準点1

 2.基準点2に「バック」を設置

バック

※初公開「これがバックだ!」

 3.測量機器から見てバックを0度に設定し観測開始

測量機器からみたバックはこんな感じ…(こんな写真が撮れるiphoneスゲー)

写真 2015-09-10 11 53 39

黒い十字をバックの中心に合わせ、測量機器を0度に設定します。

 

なので、

測量する上でバックはすご~く大事。

基準が違っていたら、観測した結果も全て違ってきますからね。

実際、観測中にも何度もバックを見て測量機器がちゃんと0度になっているかを確認します。

 

 

そんな現場作業中・・・、

ランドセルを背負った一団がバックに近づいてきました。

写真 2015-09-09 15 07 46

写真 2015-09-09 15 07 45

明らかにバックに興味を持っていますね。

そう、

我々が測量の現場で気をつけなければいけない事・・・

それは、

「現場の天気と好奇心旺盛な小学生」です。

 

覗き込むくらいならいいのですが、触ってしまう子、わざわざ動かしていく子、中には蹴っ飛ばしていく子も・・

小学生の集団が過ぎ去る間、心の中で「触るな、触るな」と叫びながら、本当に触らないか注意して見ています。(高級な測量機器の時はそばに立って見張っています)

そして小学生が去った後、バックがちゃんと立っているか確認しに行きます。

まぁ、子供のすることですからね、仕方ないと思いますし、なにより好奇心が旺盛なことはいいことです。

なので、

皆さんも街中でこのバックを見かけたとき、覗き込んでもいいですが、触らないでくださいね。

蹴っ飛ばすなんてもってのほかです!!

 

 

それと、、、

筒井測量㈱ではそんな好奇心旺盛な測量設計に興味のある若者(小学生不可)を募集しています。

興味のある方はお気軽にお問合せを・・・

 

 

 

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