9月に入って、雨が降ったり止んだりとすっきりしない天気が続いています。
測量の仕事はその6~7割は現場(外での)作業なので、作業の進捗はかなり天気に左右されます。
昨日は市内で境界復元測量を行いました。
境界復元測量をする際には基準となる点(公共座標をもった既知点)が2点必要です。
そして境界復元測量に限らず、
”何かしら”の位置を求める測量をする場合は、必ず基準となる点(公共座標を持ってない任意の点でもOK)が2点必要です。
僕らはそれらの点を基準点と呼んでいます。
基準点からの角度と距離を測定し、その”何かしら”の位置を求めたり、必要な位置に杭を設置したりします。
2点の基準点の一方に測量機器を据え付け、もう一方に垂直に棒を設置(僕らは「バック」と呼んでいますが「バック」が全国共通化は不明)する。
測量機器から見て、バックの垂直に設置した棒を0度に設定し、位置を求める測量を行っていきます。
ちなみにこんな感じです。
1.基準点1に測量機器を据付
2.基準点2に「バック」を設置
※初公開「これがバックだ!」
3.測量機器から見てバックを0度に設定し観測開始
測量機器からみたバックはこんな感じ…(こんな写真が撮れるiphoneスゲー)
黒い十字をバックの中心に合わせ、測量機器を0度に設定します。
なので、
測量する上でバックはすご~く大事。
基準が違っていたら、観測した結果も全て違ってきますからね。
実際、観測中にも何度もバックを見て測量機器がちゃんと0度になっているかを確認します。
そんな現場作業中・・・、
ランドセルを背負った一団がバックに近づいてきました。
明らかにバックに興味を持っていますね。
そう、
我々が測量の現場で気をつけなければいけない事・・・
それは、
「現場の天気と好奇心旺盛な小学生」です。
覗き込むくらいならいいのですが、触ってしまう子、わざわざ動かしていく子、中には蹴っ飛ばしていく子も・・・
小学生の集団が過ぎ去る間、心の中で「触るな、触るな」と叫びながら、本当に触らないか注意して見ています。(高級な測量機器の時はそばに立って見張っています)
そして小学生が去った後、バックがちゃんと立っているか確認しに行きます。
まぁ、子供のすることですからね、仕方ないと思いますし、なにより好奇心が旺盛なことはいいことです。
なので、
皆さんも街中でこのバックを見かけたとき、覗き込んでもいいですが、触らないでくださいね。
蹴っ飛ばすなんてもってのほかです!!
それと、、、
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