先週の日曜日、唐津市民会館で行われた、作家”北方謙三”さんの文化講演会にいってきました。
北方謙三さんは地元唐津市の湊生まれ、小学校5年生までを唐津市佐志で過ごされた、唐津出身の作家さんです。
「私の文学放浪」と題し、唐津で過ごされた少年時代の生い立ちから、小説を書くということ、そして出来た作品と故郷との繋がりについて話された1時間半ほどの講演でした。
いや~、いい講演でした。
僕レベルが言える話ではないのですが、
モノを書く仕事をされているからか言葉が丁寧。丁寧と言っても上品と言うわけではなく、言葉の選び方がよいのかすごく伝わってきます。
地元唐津の話が出てくることもあり、グイグイ引き込まれていきましたね。
もちろん、個人的な思い入れがあったというのも否めませんが・・・
実はいまから8年前・・・
広島駅の本屋さんで偶然手にした北方謙三さんの「水滸伝」
この「水滸伝」との出会いが僕と北方先生(はい、ここからは先生とお呼びします)との出会い。
北方先生が唐津出身であることをそこで初めて知り、なんとなく、本当になんとな~く手に取った「水滸伝」。
全19巻のこの作品。
いや~、いったい何回読んだだろ?
確実に3周しています。
それくらいズブズブにハマッてしまいましたね。
この「水滸伝」の何がいいのか?
とても一言では言い尽くせませんが、あえて言わせてもらうと、ものすご~く壮大なヒューマンドラマ。
この作品には凄くたくさんの登場人物が出てきます。
が、
それぞれの人生が細かく描いてあって、読み手の想いや現実とオーバーラップしてしまう。
だからグイグイ物語りに引き込まれてしまうんですよね。
そして、
登場人物のセリフがいちいちカッコいい。
上の写真、よく見ると付箋が貼ってますよね。
実は2周目に入った時、いつかどこかで使ってやろうと思い、カッコいいセリフには付箋を貼って書き出したりしてました。(汗)
例えばこんなセリフ・・・
「哀しみを知っているということは、喜びを知っていることでもあります。」(第6巻、公淑)
こんなんとか…
「無意味な死に方をして、楽になるな。生きて、苦しめ。苦しみの中にも、必ず光はある。」(第7巻。武松)
さらに・・・
「男は死に場所を選べない。しかし、死に方は選べる。」(第4巻、雷横)
ねっ、
どこで使うんだって話ですよ(笑)
生きるとは、死とは、友とは、志とは、、、
いや~熱い、熱すぎます。
男に生まれてきて良かった。
もちろん”梁山泊”対”宋”の対決ですからアクションも息を止めて読んでしまうくらいカッコいい。
マジでおススメです。
ちなみに、北方先生、「三国志」も書かれています。
原作との比較はこの際置いといて、こっちも面白いですよ。
ジョン・ウーのレッドクリフなんかより100倍ドラマティック!(あくまで個人の感想です)
ということで、
死ぬ前に一度は会っておきたかった北方先生にお会いできて、僕は感無量でした。
それに3.11のあと、北方先生の作品を読んで勇気付けられた人の話は、ちょっと重なるとこもあったな~。
”僕と同じ唐津出身”の北方謙三先生の「水滸伝」、読んでない方は是非。
何周目になるかわからないけど、もう一度読んでみようかな~。
ではでは
☆筒井測量設計(株)では、現在、測量士、設計技術者を募集中です。☆
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
☆☆☆詳しくは、こちらをクリック!☆☆☆
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓