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サプライズ

佐賀県唐津市の測量設計コンサルタント「筒井測量設計株式会社」代表の筒井です。

サプライズ

4月の終わりに娘が通う中学校から、”修学旅行で知覧の特攻平和会館を訪れる子供達に、「家族の思いや願いを知り、自分を大切に思う気持ちを高めさせる」という目的で、親から子に手紙を書いてほしい”と要請があった。

 

ちなみに手紙の内容は、母親のお腹の中にいたときの様子や、生まれてからのエピソード、そして、中学3年生という思春期真っ只中の子供達に、これからの進路のことや普段面と向かって言えない気持ち等々。

旅行中に子供達を驚かせるためのサプライズとして、計画はトップシークレットでお願いします…とのこと。

これから本格的に進路を考える時期を迎える娘に、父としての思いを、慣れない手書きの手紙に書いて秘密裏に学校へ提出しておいた。

 

5月の末に修学旅行も無事終わり、いつもと変わらない毎日を迎える。

…のはずが、娘との間に微妙な違和感を感じるようになった。

 

「修学旅行どうだった?」=「手紙どうだった?」と聞いているような気がして、修学旅行の話題に触れることが出来ない。

さらに、普段面と向かって言えない気持ちを、言ってしまった…父と、知ってしまった…娘との間に、なんとも言えないよそよそしい感じの距離感が出来てしまった。

 

果たして、あのサプライズは成功だったのか?

 

そういえば、以前に同じような距離感を感じたことを思い出した。

中一の夏、友達にそそのかされて、気になる女の子に、まだそれほど仲良くなって無いにもかかわらず、告白してしまったことがある。

確かその後に感じたその子との距離感。

果たして、あのタイミングでの告白はアリだったのか?

 

自分の思いをちゃんと伝えることは大切。

でも、それを伝えるためのサプライズは、相手がそれを望んでいてくれていることが前提だと思う。

果たして、娘は父の手紙を読んでどう思ったのだろうか?

果たして、娘は父の気持ちを知りたかったのだろうか?

自分の気持ちは自分の気持ち、相手がどう思おうが関係ない…のかもしれない。

が、正直”どう思ったのか”だけ、ほんのちょっと…いや本当はかなり気になるところ。

もちろん、「手紙どうだった?」なんて聞けないけど…。

 

僕と同じような思いをしている保護者がいるかどうかわからないけど、みんなどうしているのだろう?

就学旅行の夜に感じたことを親子で話し合ったりしてるのだろうか?

サプライズについて、冷静になったあとから語り合うのも、ちょっとキツい気がする。

あ~、やっぱり、罰ゲームではない限り僕にはフラッシュモブは必要ない。

 

まぁ、娘との会話がないとか、避けられているということはないし、小学生の時と違い中学生の娘には、なるべく見守るスタンスを取ってきたので、父と娘の間に距離があることが悪いとは思っていない。

 

今はただ、この微妙な距離が自然と無くなるのを待つしかないだろう。

中一の夏、告白したあの子と付き合うことは無かったけど…。

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