今日は3月15日、今年度も残り半月となってしまいました。
公共事業に携わる我々にとって年度末の忙しさは宿命と言えるかもしれません。
筒井測量㈱でも3月15日が納期である仕事が4本あったので、今日は忙しさのピークを迎える”Xデー”だったと言えます。
と言っても、これから納めた成果品の受入れ検査や3月中に納めないといけない仕事はまだまだあるので、次のXデーは今月中にあと2回ほど来る予定です(汗)
僕も先ほど県の機関に、自分が担当した測量の成果品を納めてきました。
一つの仕事を無事終えてホッとしたところに、今日は雲ひとつ無い青空が広がっていい感じでした。
実は一週間ほど前・・・
成果品をチェックして取りまとめている時に、ある重大なミスを発見してしまいました。
測量のミスというより発注者への確認ミス。
守秘義務があるため固有名称などは書けませんが、
『道路の拡幅に伴う用地買収線を決定するに当たり、新しい道路の外側に併設される水路部分を道路用地内に含めるかどうか?』
というもの。
僕は、対象となる水路は個人の所有物になるだろうと思い込んでいたため、水路の道路側を用地買収線と設定していたのですが、発注者に確認したわけではありません。
道路の計画をよく見ると、道路からの排水も流れ込むような構造です。
本当にこれでいいのだろうか?
疑問がだんだん不安に変わっていきます。
・・・どうしよう?
道路の用地買収線を変更するとなると、用地買収線を計算し、図面を作り直し、現地に杭を打って、写真を撮って、これまでまとめてきた報告書を作り直さなければいけません。
発注者への確認が取れたわけではないので、まだ修正確定ではありませんが、
報告書もあらかたまとまってきています。
残された時間は1週間、正直ここへ来て修正となるのは非常に痛い。
・・・どうしよう?
そんな状況を、隣にいた社員に相談。
すると彼はこう答えました。
「納める前にわかってよかったですね。」
その一言で僕の気持ちはスッと軽くなりました。
そして悩んでいた自分が恥ずかしい。
彼が言うとおり、まだ納めたわけではない。
発注者に確認して、修正する必要があるなら修正するだけのこと。
納めたあとで発覚して、結局修正・・・なんてことになったらそれこそ大変です。
確かに残されたわずかな時間で修正するのは大変ですが、これまで築き上げてきた会社としての信頼を失うことや結果修正しないといけなくなった時にかかるコストとは比べるまでもありません。
そしてなにより、
気付いてしまった疑問を放っておいたまま、「もしかしたら修正しないといけないかも」、という不安に怯えながら生活するのは想像を絶する苦痛です。
これまでに何度かそんな思いもしたような(苦笑)
答えは考えるまでもありません。
結局、次の日に確認を取ったところ修正することになり、怒涛の1週間(自分の意思に反して豚汁の七味を親子丼にかけるほどの)を過ごすことに・・・。
そして今日、とりあえず無事に納めることが出来ました。
週末の検査が終わるまでは完了ではありませんが、本当に気付いてよかったとホッとしています。
いや~、今回は僕の確認ミスです、はい、それは認めます。
自分なりにミスした原因を分析してみると、原因はいろいろありますが、言い訳するとかっこ悪いので言いません。(笑)
ただ・・・
ミスした僕が言うのもなんですが、
ミスは誰にでもあります!(キッパリ)
大切なのはそのミスを気付いたときに放っておかないこと。
気付いたときは小さなミスだったのに、放っておいて取り返しのつかない程大きなミスに変わってしまうというのはよくある話。
結局、気付いたミスを隠し通すには、小さなミスを修正する以上の労力が必要だったりするんですよね。
ミスが発生しないような体制づくりも大切ですが、ミスを発見出来るような体制づくりのほうが大切、そしてなにより、
気付いたミスを報告できる社内の雰囲気
これが一番大切だと身を持って感じた出来事です。
いや~、ホント気付いてよかった。
そして、納期に間に合ってよかった。(汗)
そして、「納める前に気付いてよかった」と気付かせてくれた吉本、ありがとう!!
今月もあと半月、もうしばらく忙しい日は続きますが、
とりあえず明日から、
次のXデーに向けて頑張ります!
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