３月３１日、今日は今年度最後の日です。

今朝友人から、子どもが大学入学のため関西方面に旅立ったという話を聞き、自分が大学入学のため初めて広島に着いた日のことを思い出しました。

今から２４年前、１８歳の３月です。

広島には、以前親戚がいたので小さい頃から何度も行ったことがあったのですが、一人暮らしが始まるその日、全てが初めての経験のようにドキドキしていたのを思い出します。

一人で降り立った広島駅のホーム、

五日市駅から市電への乗り換え、

楽々園駅から寮まで歩いた道のり、

無愛想な寮の先輩、

６畳一間の和室（正確には３畳二間）、

先に送っていたダンボールの荷物、

入れ忘れていた歯ブラシ、

初めてのポプラ、

通じない九州弁、

一人で食べたポプラのお弁当、

隣の部屋から聞こえてくるサザエさんのエンディング、

よくわからない寮のルール、

つかめないお風呂に入るタイミング、

･･･

夢や希望に満ち溢れているとは程遠い、今思い出しても、胸がキューとなるほど不安だらけでしたね。

それから一つずつ経験を重ね、生活に慣れ、日常に変わっていく。

そんなことを２４年積み重ねて今に至るわけですが、当時思い描いていた未来予想とはだいぶ（？）違うような気がしますね。

って言うほど明確な未来予想を立ててなかったな（汗）

夢や希望より不安のほうが大きかったあの日の自分。

そんな自分に２４年後の答えを知っている僕が声をかけるとすれば、

まぁ、なんとかなります（笑）

壮大な夢や希望が無くても、なんとかここまでくることが出来ました。

目の前のやるべきことを一生懸命やるうちに、いろんなところにぶつかりながら”今”と言うところにたどり着いた気がします。

４０才を過ぎ、思ったほど精神的には大人になっていない気がしますが、それなりにやりたいことも増え、これが夢なのかな～と感じるようになりました。

夢や希望を持つことは大切で、それに向かって努力するということは素晴らしいこと。

でも、

目の前にあるいくつかのやるべきことの中で、何をどうやっていくのか？

その選択が重要であることを伝えたいですね。

今日旅立った彼女が、あの日僕が抱えていた不安と同じような不安を抱えているかどうかはわかりませんが、新しい一歩を踏み出した彼女にそっとエールです。

それと、

明日から新しい一歩を踏み出すミキティーにも･･･

ミキティー、短い間だったけどありがとう！夢に向かって頑張れよ～！

ではでは

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