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山地災害の8つの危険信号を見逃すな!

佐賀県唐津市の測量設計コンサルタント「筒井測量設計株式会社」代表の筒井です。

 

ここ数日、記録的な大雨が続いています。

九州各地では大雨による浸水や土砂災害が発生しています。

人命に係る大きな災害も発生しており、

被災された皆様にはこの場を借りて、謹んでお見舞い申し上げます。

 

唐津市でも昨日は市内全域に土砂災害や浸水に備え、避難準備情報も発令され、地元の消防団に所属する僕らは「自宅待機」の指示が出ていました。

河川も氾濫危険水位を超え、実際に避難勧告が出された地域もあったそうです。

幸い僕の周りでは大きな被害もなく、今日の唐津地方は雨も小康を保っていました。

が、

また明日は大雨の予報が出ていますので、引き続き災害発生に厳重な警戒が必要です。

 

そんな中、社内を回覧で回っていた「佐賀県治山林道協会」さんのリーフレットに「山地災害に備える」という特集がありましたのでご紹介。

写真 2016-06-23 14 56 42

 

「山くずれ」や「土石流」、「地すべり」といった山地災害が起こる際、事前に山の斜面や川の流れに現れる変化を危険信号として、その代表的な8つの危険信号が紹介されていました。

写真 2016-06-23 14 57 29

 

1.川がにごった。(川がにごり、木の枝などが混ざりはじめた。)

2.水位が下がった。(雨が降り続いているのに川の水位が下がった。)

3.亀裂が走った。(山の木が傾いたり斜面に亀裂が走った。)

4.石が落ちてきた。(山の斜面から石が転がり落ちてきた。)

5.わき水が止まった。(今までかれたことのないわき水が止まった。)

6・わき水が増えた。(わき水の量が急に増えた。)

7.井戸水がにごった。(普段澄んでいる沢や井戸の水がにごってきた。)

8.地鳴りがする。(地鳴りの音が聞こえてきた。)

 

山の斜面や川の流れをよく観察してみると、山地災害が起こる場合の多くに、以上のような変化が現れるそうです。

じゃあ、以上のような危険信号をキャッチしたら、どうすればいいのか?

それは・・・すぐ避難だそうです。

そう、

すぐ避難です。

 

とはいっても自分がこれから災害に巻き込まれるかも知れないという危機的状況をイメージするのは難しい。

昨日、市内全域に避難情報が発令され、避難準備をした人がどれくらいいたのでしょうか?

恥ずかしながら僕も何もしなかった人間の一人です。(もちろん地元の消防団員として、飲酒せず自宅待機はしていましたよ)

携帯電話から「避難指示」の警報が鳴っているにも係らず、「携帯の警報が鳴っている」とフェイスブックに投稿するだけで、避難していない友人もいました。

その友人も何事も無かったからよかったけど、もし、その後災害に巻き込まれ、それが最後の投稿になっていたらと思うと、ものすご~く後味の悪い「いいね」を押してしまった気がしています。

逆に僕がその立場だったら、最後にそんな投稿してしまったことが恥ずかしくて、思いっきりこの世に未練を残していたでしょう・・・

でもなんか、

自分だけは大丈夫な気がするんですよね。

全く何の根拠もないのに・・・

避難するのが面倒くさい、避難するのが恥ずかしい・・・そんな気持ちがあるのかも知れません。

 

でも、命あっての物種、ちょっとコンビニに行くような軽い気持ちで、とりあえず避難というスタンスでもいいんじゃないかと、昨日何もしなかった自分に言い聞かせています。

そのためにも普段から、

自分が住んでいる地区の避難所の場所や自分が住んでいる地区が山地災害の危険のある地区(県のホームページとかで確認できます)か知っておく必要がありますね。

 

天気予報を見るとまだまだ雨が続きそうな予報です。

災害はいつ巻き込まれるかわかりません。

大雨により濁流しまくっている河川を覗き込みたくなる気持ちはよ~くわかりますが、

危険なところには近づかないようにしましょう。

 

そして、

上記の8つの危険信号を察知したら、

 

すぐ避難です。

 

ではでは。

 

 

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